アーキスタジオ/阿部直人建築研究所
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郡山市立三穂田中学校体育館

撮影:宮本和義(下段右2枚:アーキスタジオ)
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設計をはじめるときに、中学校の体育館が生徒の行動や地域を含めた交流をより活発にするようにつくれないか考えました。
敷地を見ると、道路側にある校門と既存校舎の昇降口をまっすぐ結ぶルート上に体育館の端がくることが分かり、 ここに体育館の入口を設け、大きな屋根をかけて半外部のアプローチプラザをつくることにしました。
この地域は強い西風が吹くために、体育館の脇を通る際に巻いた風が吹きつけます。屋根をプラザまでまたいで掛けることで西風を逃がし、 屋根に降った雨水の3/4を軒先のコンクリートの大樋で受けて地下に貯め,災害時の中水として利用できるようにしています。

外のラウンジのようなこのアプローチプラザは、登下校時や部活動になると生徒達で賑わいます。他にも雨天時グラウンドが使えない場合の練習スペース、 交流試合に訪れた他校の生徒や保護者の居場所、壮行会などのイベント、地域住民が体育館を利用する際のコミュニティの場としてなど様々に利用されています。
このように体育のための施設にとどまらず、さまざまな学校活動や地域活動に広く利用できる施設になっています。

 アリーナ内部は3面の連続窓によって空間を上下に切り分け、ギャラリーから下の板張壁は体が当たる部分の安全性を確保し、 外のアプローチプラザの様子が分かるように開口部に木製ルーバーを重ねて見透かせるようにしています。 上部は天井の木製ルーバーと鉄骨梁やブレースが軽やかさを感じさせます。

所在地:福島県郡山市
竣工:2006年
構造:鉄骨造一部RC
階数:1階
延床面積:1,162m2
発注者:郡山市
施工:村越建設
受賞:平成18年度郡山市さわやか建築文化賞・奨励賞
_平成19年度福島県建築文化賞・特別部門賞


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